産後の物忘れ・イライラは「脳のアップデート」だった!?マミーブレインの仕組みと心を軽くする3つの過ごし方

産後に自分がおかしくなったと感じる女性とマミーブレインの解説 こころとからだのセルフケア

産後「自分がおかしくなった」と不安を抱えるあなたへ

  • 「台所に来たけど、何を取りに来たか思い出せない」
  • 「疲れているのに、気が立って眠れない」
  • 「優しいアドバイスが攻撃的に聞こえて、自己嫌悪に陥る」
  • 「買い物に行って、目的のものを買わずに帰って来た」

子どもを産んでから、ずっと心がしんどい、自分がおかしくなったみたい…でも誰にも言えない…そう思うことはありませんか?

私自身、3人目の産後は「休まなければ!」と強く思いすぎて
逆に眠れず、眠剤を服用していた時期がありました。
また、助産師さんの客観的なアドバイスを極端に変換して受け取ってしまい、焦って、泣き続ける我が子を前に途方に暮れたこともあります。

今思えば、これもすべて「マミーブレイン」の仕業でした。

「マミーブレイン」とは、産後の女性の身体に起こる正常な変化です。
仕組みを知ることで、自分を責める手を少しだけ休めてみませんか?

産後のマミーブレインの正体とは?脳に起こる変化と仕組み

最新の研究で判明!脳の「灰白質」が減少する理由

出産すると、脳は劇的な「リニューアル」を行います。
最新の研究では、脳の「灰白質」という領域が一部減少することが分かっています。これは劣化ではなく、不必要な回路を捨てて育児に必要な回路を研ぎ澄ます「シナプスの刈り込み」という現象です。具体的には、育児において優先順位の低い「論理的思考」や「長期記憶」の回路を一時的に削ぎ落とし、その分、赤ちゃんのわずかな表情の変化や泣き声に反応するための「共感」や「非言語コミュニケーション」の回路が研ぎ澄まされます。
産後の女性の脳は、いわば「育児特化型」へと変化するのです。
この変化は「母親特有の脳の再編成」であると考えられています。

感情が不安定になるのは「エストロゲン」の激減が原因

  • 女性ホルモンの激減: 妊娠中は通常の数百倍の量が分泌されていた、エストロゲンとプロゲステロンが、出産と同時に消失。感情を安定させ、認知機能を支えていたホルモンでもあるめ、一気に「頭に霧がかかった状態」を引き起こします。
  • プロラクチンの急増: 授乳のために増えるこのホルモンは、別名「リラックスホルモン」
    赤ちゃんへの深い愛情を育みますが、一方で「外敵への攻撃性」を高める側面もあります。
  • オキシトシンの影響: 愛情ホルモンと呼ばれますが、実は「身内以外への排他性」も強めます。

プロラクチンの急増による「戦士モード」と他者への攻撃性

アドバイスが攻撃的に聞こえたり、旦那さんや近くにいてくれる人に対してイライラが止まらなくなったりするのは、あなたの性格が悪くなったわけではありません。
「脳が、赤ちゃんを外敵から守るための戦士モードになっているから」なのです。

実際私は、新生児訪問できてくれた助産師さんに、「体重は十分増えているから、もうミルクは足さなくてもいいかもね」と言われた言葉を
「あなたのせいであかちゃんの体重が増えすぎているので、今後ミルクは上げてはいけません」ぐらいの極端な解釈を勝手にしてしまいました。
結果、今まであげていたミルクを急にやめました。急な変化に、泣き続ける我が子に途方に暮れたこともありました。

「眠れない」「焦る」はマミーブレインによる脳の過警戒

この時期の脳は、24時間体制の「警戒モード」です。
赤ちゃんの小さな変化にすぐ対応できるよう、常に神経が立っています。
そのため、集中力は落ち、深く眠りにくくなり、周りの言葉にも敏感に反応しやすくなります。

この「正常な変化」によるネガティブな感情を、一人で抱え込む必要はありません。

実際、私はミルクをやめて泣き続ける三女について「3人目なのに相談するのは格好悪いかな?」と悩みましたが、勇気を出して助産師さんに電話しました。
そこで「ミルクをあげても問題ない」と納得でき、心が晴れました
結果的に三女は、その日から母乳だけで過ごせるようになりました。
今思えば、子どもが泣いていた理由はミルクが欲しかったのではなく、私の焦りが伝わっていたのかも知れません。

お母さんの緊張は赤ちゃんにも伝わります。だからこそ、信頼できる誰かに今の気持ちを言葉にすることが、悪循環を断ち切る第一歩になります。

産後のマミーブレインはいつまで続く?回復の目安

「このまま一生、頭が働かないままだったらどうしよう」と不安になる方も多いですが、安心してください。
マミーブレインは、一般的に産後半年から2年ほどで落ち着くと言われています。

脳の灰白質は産後2年ほどで元のボリュームに戻る、あるいは新しい回路が再構築されるという研究データもあります。
つまり、今の不調は「期間限定の脳の工事期間」のようなもの。
工事が終われば、以前よりも「共感力」や「効率的なマルチタスク能力」を備えた、より強くてしなやかな脳へと生まれ変わるのです。

実際私個人の感覚では、産後1ヶ月ぐらいが一番敏感に周りの言葉や刺激を気にしていました。
そこから少しずつ落ち着いて、産後半年では、時々波がある程度、産後10ヶ月頃には、ほとんど気にならなくなりました。

産後のマミーブレイン期を楽にする3つの過ごし方

とはいえ、この戦士モードが2年も続けられると思えない、と思うほどしんどいと感じているあなたに、心の余裕を作る過ごし方をご紹介します。

できないと割り切り、完璧主義を捨てる

今は育児特化モードです。家事や仕事が思い通りにいかないのは、身体の仕組み上、仕方のないことです。
デリバリーや家事代行、産後ケアなど、頼れるものはすべて「仕組み」として活用しましょう。
これは贅沢でも浪費でもなく、自分自身が健康に生きていくために必要なケアです。

記憶のキャパ不足を「外部メモリー」で補う

脳の「記憶」のキャパシティは一時的に減っています。頭で覚えようとせず、すぐメモを取りましょう。
スマホのメモ機能や付箋を「外部メモリー」として頼り、脳を疲れさせないようにしてみましょう。

デジタルデトックスで意識的に休める

5分だけでいいので、育児から意図的に離れる時間を作ってみてください。
その時間はできたらデジタル機器から距離を取り、ただ呼吸をしたり湯船に浸かったりする「自分を見つめる時間」にしましょう。
張り詰めた「育児アンテナ」を意図的に閉じることで、脳に安心感を届け、精神を安定させることができます。

信頼できる人がいることで、脳は「安心」を取り戻せる

「マミーブレイン」の時期のしんどさを一人で抱え込むと、脳の警戒モード(ストレス)はさらに強まってしまいます。
ご自身が信頼できる、 専門的な知識を持った誰かに「大丈夫だよ」と言ってもらえる安心感は、幸せホルモンであるオキシトシンを分泌させ、脳の過覚醒を鎮めてくれます

家族はもちろん、地域や産院の助産師さん、信頼できる先輩でもいいです。優しく受け止めてもらえる人に
しんどい気持ちを吐き出してください。

もしも、そんな人見つからないというときは、私も話を聞くことができます。
看護師としての知識と3人の育児経験があります。

「今の私、ちょっとしんどいかも」 そう思ったら、一人で頑張らずに、まずは気軽にお話しを聞かせてくださいね。

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「ちょっと聞いてほしい」それだけでも大丈夫です。
悩みや不安、うまく言葉にならなくても
今のあなたのままで、連絡してください。


眠れない状態が続く、涙が止まらない、自分や赤ちゃんを傷つけてしまいそうと感じる場合は、必ず専門機関に相談してください。

mayuko

看護師×ヨガインストラクター×リリナージュ®アンバサダー
子育てしながら、RYT200取得し、子連れヨガを開催!
「お母さんの笑顔は家族の元気」をモットーに、
子育て中の女性に向けたセルフケアを発信していきます!
3児の母/和歌山→滋賀→京都

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